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福岡大学 薬学部の就職指導・進路支援

准教授 鹿志毛 信広先生
博士(薬学)
就職の傾向、業界の様子を教えてください。
本学には医療分野を目指す学生が70%おり、就職活動を開始した時点では就職希望者の50%が病院薬剤師を希望しています。病院と保険薬局の希望者とも地元指向が強く、病院希望者は地元の医療施設から求人がなければ保険薬局に志望変更する学生もいます。
保険薬局の場合、昨年の薬事法改正以降は大手の保険薬局を選ぶ傾向が強くなりました。調剤と一般薬(OTC)の両方が学べる会社、漢方薬やサプリメント、コスメティックを扱う企業に興味を持つ学生が増えています。さらに福岡市に店舗がある企業は人気企業になっています。全国展開でも地元に店舗がなければ選択しませんね。
調剤専門の企業は人気が下降気味ですが、本学薬学部OBが経営されているものも含め、九州山口圏内には地域に根付いたすばらしい保険薬局があります。企業規模で選ぶ傾向が強まっているのは残念です。
病院薬剤師の採用環境はいかがですか。
病院や製薬会社の中には、「福岡大学薬学部の出身者を是非採用したい」というところがあります。しかし大学病院などでは大学院出身者を採用する施設が増えています。そのような病院にいきたいと考える学生も大学院進学を考えます。
福岡大学病院では、有給のレジデント制を導入しました。薬剤師資格を取得後、現場で実践的な指導をして全国の病院に送り出そうという計画です。このような制度を利用して高度な臨床薬剤師をめざすこともできます。
就職指導について教えてください。
大学全体の就職指導を行う就職・進路支援センターには、就職ガイダンスやエントリーシートの書き方など基本的な指導をお願いしています。
そして薬学部に特有の就職指導は学部で行います。学生が所属する各研究室の先生方に日常の就職・進路の相談相手をお願いし、より詳しい指導を私たち学部の就職・進路支援センター委員が担当します。薬剤師の求人に企業の方が就職・進路支援センターを訪問された際にも私たちが直接応対します。さらに製薬企業や保険薬局を招く就職説明会(9月と12月)も私たちが企画しています。
就職情報については、就職・進路支援センターが運営するシステムがあります。しかし、薬学部の求人情報は特殊ですから独自にホームページを運営して情報提供しています。皆さんも福岡大学薬学部のホームページから求人情報を見ることができますので一度ご覧ください。
具体的な就職指導を教えてください。
3年の後期の就職指導ガイダンスで学生の希望進路をとります。そのうえで希望の業界や職種などに応じて、研究室の先生方に就職に関するケアをお願いしています。就職・進路支援センターや私たち就職指導担当教員、研究室の先生方など複数の相談相手が学生の進路相談に対応しているわけです。
このほか2年ほど前に製薬企業に内定した4年生から提案がありました。「後輩に自分たちの体験を伝えたい」という申し出です。実際に就職活動を経験した学生たちの生の情報を後輩に伝えるこの動きは、6年制にも受け継ぎたいものの一つです。
就職スケジュールを教えてください。
九州山口圏内における薬剤師不足から、現在就職状況が売り手市場のため、学生はじっくりと自分にあった就職先を選んでいます。病院を目指す学生の中には卒業間近まで求人を待つ者もいます。製薬企業は採用基準が高く難しい就職活動になるため、製薬企業を目指す学生は頑張っています。業界を見る目を養うため、3年次の夏休みに薬局や製薬企業などのインターンシップに参加する学生が増えています。
○就職・進路支援センター(3年次)行事
4月 コミュニケーショントレーニング
5月 論作文対策講座
ガイダンス(就職模擬テスト 就職基礎)
6月 自己発見講座 就職模擬テストなど
8月 夏季インターンシップ
9月 論作文対策講座 就職模擬テストなど
10月 卒業生就職懇談会 自己発見講座など
11月 業界別セミナー 就職模擬テストなど
12月 就職実践ガイダンスなど
1月 学生アドバイザー開始 他
2月 エントリーシート添削会 実践模擬 面接など
3月 学内合同企業説明会など

薬学部棟(16号館)、さらに同規模の新棟を建設予定 |
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