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北陸大学は学生教育にとりわけ力を入れている。北陸大学には、授業をモニターするアルベスというシステムがあり、すべての授業がビデオ収録されている。このシステムにより、学生はインターネットを利用して、目的の授業を何回でも繰り返してみることができる。授業の復習に利用する学生、試験準備に活用する学生など使用目的は様々。全学生の基礎力向上をめざす北陸大学ならではの教育システムといえよう。
AO選抜を導入したことにより文系学部を志望する学生も受入れることになった。また薬学部をめざしてきた学生にも、化学以外の生物や物理を不得意とする者がいた。薬学教育で生物や物理の習得は重要で、未修得であれば高度な授業に対応することが難しい。 そこで北陸大学は入学前の補習や入学直後の補習を行ってきた。目標の学力に達しない場合は、夏休みまで継続して指導したという。全員がそろって卒業し、薬剤師国家試験に臨むことめざしているのだ。
北陸大学は実験科学棟内に保険薬局「ほがらか薬局」を開設。学生や地域住民の院外処方せんに応じている。しかし、設置の主な目的は低学年から薬局業務に触れ、高学年の薬局実習の場として機能させることにある。北陸大学では、事前実習で調剤実習、投薬実習などの実務を経験豊富な専任薬剤師から、しかも本物の薬局で受けることができるのだ。 「ほがらか薬局」は、無菌製剤室などを持つ臨床薬学系実習室での実習と併せて、効果的な実習を実現する。
北陸大学は、実務実習の場を患者さんがいる病棟と考え、診療科ごとの配置を考えている。一定期間で診療科を変えて、診療科ごとに薬剤や病態、治療について学んでいく。豊富で実戦的な知識をもつ薬剤師を育てていく。しかも、金沢大学医学部附属病院と金沢医科大学を中心に病院との連携が進み、教員による巡回指導も順調に行うめどがついた。 実務実習の望ましい環境が作られているのだ。
机上で勉強したことは実験で確認できる。実習教育は薬剤師国家試験の準備に重要なのである。北陸大学は実習教育を充実させるため実験科学棟を完成させた。
薬学部生にとって、薬剤師資格の取得は最大の目的。北陸大学は、その目的を達成するために薬学教育推進センターを設置している。 将来の薬剤師国家試験は、これまで以上に臨床の知識が問われることになる。そこで、薬学教育推進センターが中心になって試験内容の研究、情報の収集、学生個人に応じた指導を行う。北陸大学では、国家試験対策のソフト面も強化されている。
北陸大学の校舎は、いずれも木材をふんだんに使った、きれいで温かみのある建物だ。学生食堂(アネックスファーム)では健康な生活は食事からという考えで、朝食を100円で提供している。自然と学生たちは学生食堂に集まって談笑したり勉強に使う。またキャンパスを歩いてみると、校舎のいたるところにテーブルや机が置かれていることに気づく。学生はこのスペースを談笑やレポート作成などの勉強に活用する。学生が求めるものを提供する、その徹底振りには驚かされる。
![]() 薬学部進学を考える高校生にとって、生活費は気になる項目だろう。生活費は進学する地域によって大きく異なるから、優れた教育が受けられるのであれば、生活費の負担が軽い金沢で学んでもよさそうだ。北陸大学は、女子学生寮に加えて男子学生も入寮できる学生寮を設置しており生活支援が充実している。さらにキャンパス内に本格的なスポーツジムやプールを設置して学生の健康に配慮している。授業前にひと泳ぎする学生もいるといい、これら施設の利用率は高い。
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