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昭和薬科大学では、基礎薬学と医療薬学を密接にリンクさせた教育が特徴。6年間を通して薬学を体系的に学び、科学者としての素養を備えた医療人教育をめざしている。すでに実習棟内にモデル薬局・モデル病室を完成させ、事前実習のトライアルも始まっている。モデル薬局には、病院薬局(院内処方)と保険薬局(外来)の両方を設置。電子カルテなど現代医療の実情に即した最新機器も導入している。 ここでの教育を充実させる医療薬学教育研究センターには、薬剤師として豊富な経験を持つ教員が採用され、今後も増員計画がある。 昭和薬科大学の教育は、基礎研究と医療をつなぐ系統的なカリキュラムがベースにある。それは、医療に関する実習施設と教育・研究施設の充実が実現する。2009年に完成する新棟には、生物系・化学系の先端的研究をサポートするハイテクリサーチセンターを設置し、教育・研究体制をさらに強化する。
昭和薬科大学では、豊かな人間性と幅広い教養を身につけるため、特色ある教育プログラムを展開する。教養演習では、マナー教育や精神修養を目的とした茶道や華道、書道など行っており、学生の評判も上々のようだ。また、病院見学や薬局見学を行う他、5月には合宿研修を実施して、少人数での討論や発表会を行いコミュニケーション能力を養成する。 さらに特徴的なプログラムとして、聖マリアンナ医科大学で行われる解剖見学実習がある。医療人として必要な生命の尊厳や医療倫理を学ぶプログラムだ。 このように6年間を通して計画的に質の高い医療薬学教育を展開する。
これまでも同医科大学で行われる1年次の病院見学(早期体験実習)や解剖見学実習などで、すでに学生には病院(臨床)が身近な存在になっている。 聖マリアンナ医科大学には4つの附属・関連病院があり、全学生が同医科大学グループの病院を中心に実務実習を行う予定。充実した実務実習を実現するため、実習教育を担当する聖マリアンナ医科大学に指導薬剤師を養成してもらうなど、計画は具体期に進行している。
このような教育連携により、効果的な実務教育が行われることになる。現在、同医科大学構内に新教育棟(仮称)の建築が進んでいるが、完成すると昭和薬科大学の小教室、中教室、情報室などが同居し、実務実習の拠点となる。ここに昭和薬科大学の教職員も常駐して積極的に教育に参加。学生にとっても臨床直結の教育施設が近くに設置されることで、臨床を肌で感じることができる。 このような教育連携を通じて、臨床から様々な指摘やアドバイスを受け、それを教育に反映している。教員が聖マリアンナ医科大学で実務実習を受けるなど、両大学の協力関係は飛躍的に進んでいる。
昭和薬科大学は、特色ある3つのコース制を導入し5年次からそれぞれの分野でより実践的な問題提起・解決能力の養成をめざす。薬剤師養成を核にして、学生の希望進路に対応するわけだ。
●臨床薬学コース チーム医療の一員としてより専門的な知識・技能を持った薬剤師の育成をめざす。6年次前期に配置する「薬学アドバンスト教育」(選択科目)では、がん、感染症、糖尿病、緩和ケアなどの領域を学ぶ。さらに医療機関での実習を延長するコースも用意されている。 ●情報薬学コース 5年次に医薬開発(医療用医薬品、一般用医薬品)の講義に加え、製薬企業でのインターンシップを実施する。新薬開発のための市場調査から、医薬品候補物質の探索と決定、承認申請、市販後調査まで、医薬品の開発過程を学ぶ。主に製薬会社の医薬情報担当者、環境衛生、医薬行政を目指す学生が選択する。 ●総合薬学コース 創薬研究を目指し、将来製薬企業や研究機関の研究者・技術者、大学院博士課程への進学を目指す学生に最適。基礎研究、医療薬学、文献調査やフィールドワークなど卒業研究に多様性をもたせ、研究能力の基礎を修得する。
![]() モデル薬局での調剤実習(水剤) |
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