TOPICS

TOPICS 薬剤師国家試験の合格率と「入学時の偏差値」

第99回薬剤師国家試験の合格率が低迷したことはご存知の通りです。
確かに難しい資格試験になっていることは間違いありません。一方で、過去には入試時の学力が低い学生が入学したり、定員割れという薬学部もありました。偏差値の低下は入学難易度が低くなったということで、偏差値が低くい薬学部でも優秀な学生が学んでいます。

第99回薬剤師国家試験を受験した学生の入学時の偏差値はどうだったのでしょう。代々木ゼミナールの偏差値を引用すると以下のようになっています。
60以上の薬学部 4校
50~59の薬学部 21校
40~49の薬学部 30校
39以下の薬学部 2校
偏差値49以下の薬学部が最も多かったことが分かります。
実は偏差値49が国試合格率を分けているようです。
しかし偏差値49以下の薬学部の中には、優秀な学生の存在や入学後の教育で薬剤師国家試験で私立大学平均(69.52%)を上回る成績を残した薬学部があります。
東北薬科大学(78.41%)、就実大学(80.39%)、九州保健福祉大学(87.30%)の3大学です。下のグラフは4年制最後の国試(94回)と6年制に移行した97回から99回までを偏差値グループで表したものです。

薬系進学では、2012年度が薬学部入試の転機だったと考えています。
就職が難しいといわれる状況が続き、生涯使える資格(薬剤師)に注目が集まったのではないでしょうか。
その結果、私立大学薬学部で志願者が増加し、2014年度入試はほとんどの薬学部が定員を充足しています。偏差値も以下のようになりました。
60以上の薬学部 8校
50~59の薬学部 34校
40~49の薬学部 12校
39以下の薬学部 3校
これが2014年入試の結果です。
偏差値50以上の薬学部が増加したことは、薬剤師国家試験の合格率も高まる可能性があります。99回国試の結果は参考程度にして、志望校選びをしていただければと思います。