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yakkeiトピックス 【パラ金メダル】女子ロードレース(運動機能障害C1~3)の金メダリスト・杉浦佳子さんは薬剤師

自転車ロードレースを趣味にしていると、次第に仲間が集まってきます。そんな仲間と一緒にツーリングし、それを「練習」と呼ぶことも。日々の生活で「自転車の練習」というと、「自転車に乗れないの?」と聞かれることもあるようです。
 例えば東京都内のサイクリストは、都心部から津久井湖までの約50kmを往復します。途中には大垂水峠などの起伏があるいい練習コースです。
 スピードを出しているときは台風並みの風の抵抗を受けるため疲労が溜まります。一列に並んで走り、先頭のメンバーが電柱2〜3本ほどで交代。疲れが溜まる前に先頭交代しますが、長く引きすぎて足が回らないと最後尾に付けないこともあります。

 さて東京パラリンピックの女子ロードレース(運動機能障害C1~3)では、杉浦佳子さんが金メダルに輝きました。
 5年前のロードレースで落車して、高次脳機能障がいと右半身にまひが残り、今でも歩行には杖が必要だとか。
 下りから登りに差し掛かるときにスパート。足の障害のためでしょう。立ち漕ぎではなく姿勢を前に移してサドルに腰を下ろした状態で坂を登り、逃げました。一人旅となりましたが後続を引き離して大差でゴール。2つめの金メダルを獲得しました。
 単独で走り続け、大差をつけるとは大したものです。

 杉浦佳子さんは、静岡県掛川市(1970年12月26日)の生まれ。掛川西高校から北里大学薬学部に進学。卒業後は都内の薬局で薬剤師として働いておられたそうです。トライアスロンから自転車競技に移り、初めてのロードレースで落車したようです。事故後、主治医により一命を取り留め、理学療法士や言語聴覚士などセラピストによるリハビリで次第に障害を克服したといいます。
 自転車競技最高齢の金メダリストは薬剤師でした。