薬剤師国家試験とは

薬剤師国家試験

 医薬品の調剤などの業務は、薬剤師だけに認められる業務です。それは以下のように法律で定められています。
○薬剤師法 第1条 「薬剤師の任務」
 「薬剤師は、調剤、医薬品の供給その他薬事衛生をつかさどることによって、公衆衛生の向上及び増進に寄与し、もって国民の健康な生活を確保するものとする。」
 薬剤師免許は、薬剤師だけに認めた業務独占の資格です。薬剤師資格がなければ調剤などの業務を行うことができません。
 薬剤師国家試験の受験資格は、6年制課程で薬学を学び、共用試験(CBTとOSCE)に合格した上で調剤薬局と病院で実務実習することが求められます。

共用試験

 共用試験は、CBT(Computer Based Test)とOSCE(Objective Structured Clinical Examination)で構成され、その両方に合格します。
○ CBT
 知識および問題解決能力を評価する客観試験です。薬学教育モデル・コアカリキュラムに基づいた設問をコンピュータがランダムに出題。学生は時間内に答えていきます。
○OSCE
 薬剤師の基本技能を確認する試験です。以下の5領域が課題で、学内の模擬薬局などを活用して実習します。
実施課題(5領域6課題)
1. 患者・来局者対応
2. 薬剤の調製
3. 調剤監査
4. 無菌操作の実践
5. 情報の提供

 事前実習・共用試験は4年次に行われます。共用試験に合格しなければ実務実習を受けることができません。そのため共用試験結果が5年次への進級ルールとなっていることが多いでしょう。

実務実習

 実習期間は、薬局と病院でそれぞれ2.5カ月間です。資格を持つ指導薬剤師が教育にあたり、職場や業務を体験します。実務実習で学んだ内容が薬剤師国家試験で出題されることも多く、薬学教育の中では重要な実習です。
 今後実習は4期制になり就職活動との影響が懸念されています。