薬学部のキャンパス

昭和薬科大学 薬剤師国家試験

薬剤師国家試験の高い合格率にどんなヒミツがあるのか先輩に聞いてみました。

昭和薬科大学の魅力国家試験で高実績を続ける!

 薬学部を卒業する時、受取らなければならない書類が3点ある。卒業証書と内定書(就職)、そして薬剤師免許証だ。薬剤師として働くにはこの3点は欠かせない。
 今回、薬系進学は薬剤師国家試験で安定した成績を残す大学にスポットをあてた。昭和薬科大学はその1校であり、6年制移行後の国家試験では高い合格率(97回/99.50%、98回/95.26%、ともに6年制)を示している。トップクラスの存在だ。何処にそのヒミツがあるのだろう。
 2013年3月に卒業したばかりの卒業生に話を聞いた。医薬品の臨床開発分野の企業(CRO)に就職した小島真悟さんと、病院薬剤師のキャリアをスタートした島田奈央美さんだ。

昭和薬科大学の特色を教えてください。

島田  自然環境が素晴しく、都会にはない落ち着いた雰囲気のキャンパスです。
小島  単科大学ですが部活が活発なので先輩とのつながりが強く、そんな人間的なつながりは就職活動で頼りになります。
 また昭和薬科大学は先生との距離の近さを感じます。気軽に話をさせていただけるアットホームな雰囲気が良いですね。
 それに昭和薬科大学は薬剤師国家試験が2年連続トップクラスでした。サポート体制がしっかりしていますから、いい成績につながったのではないでしょうか。国試の成績は私たちの自慢です。
島田  卒業試験が難しく、国家試験よりも前に卒業試験に合格することのほうが大変でした。卒業試験で鍛えられていますから薬剤師国家試験で良い成果を出すことができたのだと思います。

国試ではどんなサポートがありますか?

島田  6年次になると国試に向けた計画的なサポートが開始されます。
小島  6年次の4月から9月の間、毎週土曜日の9時から4時まで国試準備の授業が行われます。授業は丁寧で、理解しやすい内容です。
 10月から11 月の1カ月半は全範囲を対象にした復習講義を外部講師が行います。さらに模擬テストを行った後、そのまま卒業試験に移っていきます。
島田  卒業試験は12月から2月の間に3回行われ、それぞれの卒試に合格するのは大変です。途中で休みがあると気持ちにゆるみがでると思いますが、緊張感を保ったまま国家試験に臨むスケジュールになっていますね。

日常の学びに関するサポートも感じますか?

小島  1年次の物理の授業で感じたのは、高校の物理と大学の物理をつなぐ配慮がされていると思いました。有機化学を難しく感じる学生もいますが、講義の後に演習を行って実験で確認するなど分かりやすくする配慮がされています。定期試験は単位を取るための勉強と感じていましたが、国家試験の準備をすすめていると有機化学など基礎科目の重要性を認識することができました。
島田  数学では数Ⅲを理解できるような指導が行われ、低学年次の基礎科目を充実させる指導が充実していると思います。
 また実務実習や共用試験に関するサポートも充実していました。たとえばOSCEは経験が大切だと思います。同じテーマについて何回もやらせていただき、経験を自信にかえることができました。共用試験当日はヒヤヒヤしましたが、おかげ様で全員合格をすることができました。昭和薬科大学は勉強だけではなく、就職のサポートなど幅広い支援がある大学です。
小島  昭和薬科大学は、病院への就職が強いというメリットがあります。これも医療薬学教育センターの先生方が医療機関とのパイプをつないでいただいているお陰だと思います。

ありがとうございました。

OBの皆さんにはお世話になりました。私も、後輩の就職に協力したいと考えています。

小島 真悟さん
東京都立南多摩高等学校出身
イーピーエス株式会社勤務

 私は高校時代から薬が効く仕組みに興味があって薬学部に入学。もちろん就活でも臨床開発職をめざしました。病院の実務実習中にMRの方から業界の話や新薬の開発状況などを伺いました。また製薬企業(MR)のインターンシップにも参加して実際の職場を体験しました。
 病院の実務実習を体験して、病院薬剤師がやり甲斐のある仕事であることも実感しました。それでも目標だった「薬を創る仕事」に携わりたいと臨床開発職を目指したのです。私は患者さんの臨床データのモニタリングに興味がありました。製薬企業の臨床開発職と比べると、CROの方がモニタリングに特化でき、また様々な開発プロジェクトに携わることができるという魅力があります。内々定をいただいた会社の中から業界トップクラスで、受託内容が充実しているイーピーエス株式会社への入社を決めました。いまはまだ先輩について仕事を覚えているところです。
 私は就職活動でOBをはじめ多くの方のお世話になりました。今度は私が後輩の皆さんの就職に協力したいと考えています。

実務実習で病院薬剤師にできる仕事がたくさんあることを知りました。

島田 奈央美さん
神奈川県鎌倉女学院高等学校出身
神奈川県の病院に勤務

 幼い頃から医療関連の仕事に憧れをもっていました。親族に薬が手放せない人がいて、「副作用が起こるのはなぜ?」、「副作用に悩む人を一人でも減らしたい」と考えるようになりました。病院薬剤師を希望して薬学部に入学した私にとって実務実習は病院薬剤師の仕事を知るいい機会でした。病院薬剤師の業務を経験してみると想像以上に薬剤師にできる仕事があることに気づきました。栄養サポート(NST)や感染制御(ICT)の各種チームに参加し、回診同行も体験。医師や看護師が考えるケアについて知ることもできました。私はそんな経験を通して、病院薬剤師になりたいと強く考えるようになったのです。幼い頃、私を病院に連れて行った母。当時はどうしてこんなに心配するのだろうと感じていました。今、親が子供を気遣う気持ちが少し分かるような気がします。
 私は子供と親御さんの両方のケアができる病院(小児科)薬剤師を選びました。これからが本当の勉強です。できれば臨床研究を通じて患者さんの治療に貢