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2018.11.20 東灘次世代医療人材育成コンソーシアムが誕生〈神戸薬科大学〉

大学・病院・行政が連携するコンソーシアム

 神戸薬科大学が所在する神戸市東灘区。ここには複数の大学や病院があり、レベルの高い教育・研究が行われています。
 大学では、神戸薬科大学、甲南女子大学(看護リハビリテーション学部、医療栄養学部など)、甲南大学などがあります。
 また医療機関である甲南会(甲南病院、六甲アイランド甲南病院)は、両病院の一体化を進めた結果、地域最大の拠点病院になりました。
 これらをまとめる行政機関(東灘区)を加えた5者によるコンソーシアムが2018年11月17日に設立されました。

若手医療従事者の育成と地域貢献

 この地域には優れた教育や医療情報があります。それぞれの病院や大学には蓄積した研究成果や医療情報などの知的財産があり、人的資産も豊富です。これらを相互に共有できれば教育・研究効果は何倍にもなります。大学単体では得られない相乗効果が期待できるわけです。
 例えば臨床現場で卒前・卒後のハイレベルな研修・教育を行うことで若手医療従事者を育成することが考えられます。
 さらに地域住民に対する公開講座などを通じて地域住民の生活習慣の改善や疾病予防につながると期待されているのです。

コンソーシアムが目的とするものは、主に3点。

○若手医療人材育成システムの構築
○地域医療における有能な医療人の育成と確保
○地域住民の生活習慣改善と疾病予防

 甲南病院は、病床数380床(外来患者数約550名/日)の急性期病院。そして六甲アイランド甲南病院は、病床数302床(外来患者数約190人/日)の回復期病院です。
 これらの病院が実習生を受け入れて診療研修を行なったり、大学の講義に講師を派遣、各種プログラムに講師や指導者を派遣します。

 神戸薬科大学は、すでに大学間連携教育を進めており、東灘区と健康サポートセミナーを実施するなどの実績があります。
 これに加えて甲南女子大学と甲南大学との連携教育により他職種との交流やチーム医療について学んでいきます。合わせて連携研究にも期待が寄せられています。
 社会人大学院の開講や医療多職種、大学教職員、学生、地域住民をつなぐセミナーの開催も計画されています。
 さらに薬剤師レジデント制度の拡充・推進も進めていくとのことです。
 大学単体では困難な連携事業もコンソーシアムを通じて実現でき、神戸薬科大学の魅力の一つとなります。同時にコンソーシアムの目的達成に寄与することになるでしょう。


2018年11月17日に行われた「東灘次世代医療人材育成コンソーシアム」設立式典(協定書に調印 左から東灘区長、神戸薬科大学 北河学長、甲南病院長、甲南女子大学学長、甲南大学学長)


設立・調印式会場