特集

2020.03.16 日本経済と薬学部志願者推移

新型コロナウイルスの蔓延を、「コロナ・ショック」と表現する人がいるようです。リーマン・ショックが思い出されます。2020薬系進学でリーマン・ショックを受けた景気後退と薬学部志願者の関係を紹介しました。
2008年のリーマンショック当時の求人倍率は2.14倍と学生優位の環境でした。それが1年後に1.62倍、2年後には1.28倍となり、この頃は「第二次・就職氷河期」といわれたほどです。
○グラフを見る → 薬学部志願者の推移
景気が好転したのは2014年。これを境に求人倍率は高まり、人手不足もあって企業の採用が進まない状況が続いています。
ところがコロナ・ショックによる景気後退を心配する状況になってきました。中にはリーマン・ショック以上の景気後退を匂わす経済評論家もいます。西村康稔経済再生相も新型コロナウイルスが日本経済に与える影響を「リーマン・ショック並みかそれ以上かもしれない」と発言しています。すでに影響が拡大し、内定取り消しも話題に上るようになりました。
景気後退の程度は違うでしょうが、今回も何らかの影響が避けられない状況です。リーマン・ショックと同様の動きがあるとすれば2年後、3年後の就職活動に影響が残ることになります。
リーマン・ショック後、最も求人倍率が低下したのは3年後でした。このときは就職に強い薬学部など医療関連分野が注目を受けて志願者が増加したのです。