yakkeiトピックス

2020.07.21 アンサング・シンデレラをみて。

薬系進学発行に向けた作業のピークでしたので、第1回の放送は録画で見ました。

 新人薬剤師が調剤棚にお薬を戻すシーン。「名称が似ているから注意するように」と先輩薬剤師が説明していましたが、棚を見ないで(よそ見して)戻していることが問題。同じ薬剤でも用量が違えば、効きめの強いお薬を出してしまう可能性があります。こんな基本動作が指導できない薬学部があるのでしょうか。
 新人薬剤師に気を使う薬剤部長。オドオドした態度を見せる薬剤部長にはお会いしたことがありません。

 イメージとしては10年前の病院薬剤部ですね。原作は東京理科大学薬学部出身の薬剤師さんが書かれているようですが、書かれた時期が古いのでしょう。現在は、チーム医療・多職種連携などが進んでいます。病院の中にはプロトコールに基づいて医師の指示を待たずに薬剤師が処置できる仕組みを作っている施設があります。
 また薬剤師さんが休みの日に「エー。○○さん休みか。仕事ができないよ」という医師の声を聞くことがあります。今では「Unsung・アンサング」ではなく、「Trusted pharmacist(信頼される薬剤師)」といえる環境です。
 「ドラマのような病院もたくさんあるよ」ということであれば、私は運良くいい病院ばかり取材できたのでしょう。薬剤部長先生が頑張って環境を変えてきた病院が多いので、旧態依然とした病院があるかも知れませんね。

 薬剤師が足りないのは事実ですね。医療安全で薬剤師が役立っていることが分かっています。薬剤師を増やしたいという病院は多いと思いますが病院には職員定員があり、その中で医師・看護師・薬剤師、医療技術者などの定員が割り振られます。病院は看護師の確保に追われていますから薬剤師をなかなか増やせません。そのため業務委託を採用する病院が多いでしょう。緑色の服のスタッフは、SPD(2021薬系進学141P)の人たちでしょうね。

薬系進学編集
篠原倍雄


「間違えてピッキングしたアンプルはその場では戻さない」薬剤部があります。忙しいときには、間違える可能性があるため時間があるときに戻します。間違えたアンプルはカップに入れて区別しています。